人生を変える20分

少しの時間で自分を変えるとしたら何をする? シンプルでナチュラルな瞑想で人生を変えるお話し

こころのお茶室

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【こころのお茶室 その①】

超越瞑想 TMインストラクターchicaです。

 

 

TMのことを

こんな風に表現してくださった方がいました。

 

「こころにお茶室ができました。」

 

とてもピッタリな表現ですね。

 

 

*****

 

以前、お茶を習っていた時の師匠のお宅はごく一般的な住まいで、

小さな住宅街の一角にありました。

 

 

そのお庭には

山から採取してきた山野草が

植えられており、

 

お稽古の時には

打ち水がされ、

 

そこに入った途端、

俗世間から離れたような気分になりました。

 

 

お茶室も

ごく普通の座敷に

炉が切られていたものでしたが、

 

庭から取ってきた

清楚な花が生けられているほか

何の飾りもない

本当に静謐な空間でした。

 

 

 

その中で一連のお茶事が執り行われ

 

最後の

 

「結構なお点前でした。」

 

という挨拶が取り交わされたとたん・・

 

 

なんと

隣の小さな工場の織機の

大きな音が聞こえてきたのでした。

 

それは

えっ、こんな音してた?

 

というくらい大きな音でした。

 

 

【こころのお茶室 その②】

 

お茶事の間聞こえていたのは、

 

シュンシュンという

釜の音、

柄杓がお湯を注ぐ音

茶筅がお茶をたてる音

 

茶室以外の音は何も聞こえていなかったように思えます。

 

それが

お茶事を終えたとたん

外の音が聞こえてくる

 

今思えば

瞑想状態に入ってたのではないかと思えるほどです。

 

 

師匠のお庭に入った時から

静寂がどんどん増し、

それとともに

私の心の活動も減少していき、

 

お茶事の間は

純粋意識に

親しんでいるかのような

 

静謐な空間

静寂な時間を

 

楽しんでいました。

 

 

*****

 

私たちの

心の奥には

こうした静寂があります。

 

みんな

 

こころに「お茶室」

を持っているんですね。

 

 

お茶室から帰ると

(目を開けると)

雑多なモノやコトたちが五感を通して飛び込んできますが、

 

 

一日2回

このお茶室に赴き、

 

あなたの中の

 

静寂

静謐さを

 

感じてくださいね。

 

 

「こころのお茶室」

 

 

自分の中にこんな場があると思うだけでも、ちょっとゆとりが生まれてきます。