【こころのお茶室 その①】
超越瞑想 TMインストラクターchicaです。
TMのことを
こんな風に表現してくださった方がいました。
「こころにお茶室ができました。」
とてもピッタリな表現ですね。
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以前、お茶を習っていた時の師匠のお宅はごく一般的な住まいで、
小さな住宅街の一角にありました。
そのお庭には
山から採取してきた山野草が
植えられており、
お稽古の時には
打ち水がされ、
そこに入った途端、
俗世間から離れたような気分になりました。
お茶室も
ごく普通の座敷に
炉が切られていたものでしたが、
庭から取ってきた
清楚な花が生けられているほか
何の飾りもない
本当に静謐な空間でした。
その中で一連のお茶事が執り行われ
最後の
「結構なお点前でした。」
という挨拶が取り交わされたとたん・・
なんと
隣の小さな工場の織機の
大きな音が聞こえてきたのでした。
それは
えっ、こんな音してた?
というくらい大きな音でした。
【こころのお茶室 その②】
お茶事の間聞こえていたのは、
シュンシュンという
釜の音、
柄杓がお湯を注ぐ音
茶筅がお茶をたてる音
茶室以外の音は何も聞こえていなかったように思えます。
それが
お茶事を終えたとたん
外の音が聞こえてくる
今思えば
瞑想状態に入ってたのではないかと思えるほどです。
師匠のお庭に入った時から
静寂がどんどん増し、
それとともに
私の心の活動も減少していき、
お茶事の間は
純粋意識に
親しんでいるかのような
静謐な空間
静寂な時間を
楽しんでいました。
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私たちの
心の奥には
こうした静寂があります。
みんな
こころに「お茶室」
を持っているんですね。
お茶室から帰ると
(目を開けると)
雑多なモノやコトたちが五感を通して飛び込んできますが、
一日2回
このお茶室に赴き、
あなたの中の
静寂
静謐さを
感じてくださいね。
「こころのお茶室」
自分の中にこんな場があると思うだけでも、ちょっとゆとりが生まれてきます。